2011年11月10日木曜日

イタリア

  ギリシャからイタリアに移った金融危機の報道。イタリア国債10年物の流通利回りが7%台になり、危険水域になっているとの報道(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111109-00000996-yom-bus_all)。  首相が代わっても状況は変わりそうにないと思いますが・・・。80年代からこれまで17人の首相が登場したイタリア。第二次大戦後からキリスト教民主党という政党が80年代になるまで政権を担ってきましたが、汚職で政権を失い、その後、いろいろな政党が政権を担っています。そして、90年代、実業家でもあるベルルスコーニが登場。02年、EUでユーロの流通が始まります。欧州もグローバル化を目指した、政治と経済の時代に突入しました。「自由」という言葉に弱い、現代政治と経済。94年、ベルルスコーニ自身が立ち上げた政党がフォルツァ・イタリア(自由の極)。自由と経済。自由奔放な生活。実業家のベルルスコーニは時代の申し子だったようです。  首相が代わっても首相はイタリア人。英国人か北欧人が首相になれば状況は変わるかもしれません。 科学よりも長い歴史を持つキリスト教で培われた欧州人。欧州の北と南では民族も違えば、同じキリスト教でも考え方が違います。金融問題に対する地中海沿岸の国々の人々の考え方、対応を、欧州北部の人々は理解しているはずです。理解しながら、科学的な解決方法で問題の収拾を図っています。80年代から起きている世界の金融危機は大体10年ごとに繰り返されています。USAより小さい大陸に様々な思考方法を持つ人たちが住む欧州。政治、経済のグローバル化に事を急ぎ過ぎているようにみえます。ユーロを扱える国の条件の一つが、財政赤字をGDPの3%以内に収めるということでした。債務は60%以内。しかし、その条件を満たしている国は何か国でしょうか。以下はロイターの記事です。  http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-24084220111109?pageNumber=3&virtualBrandChannel=0&sp=true

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