2011年10月13日木曜日

ギリシャ

 ギリシャの金融危機、曳いては欧州の、世界の金融危機に拡大しそうな雰囲気のニュースが流れ始めています。今夕のNHKのラジオ番組で現地ギリシャに住居する日本人女性に現地の様子を聞いている放送がありました。ギリシャからスペイン、イタリア、ポルトガル(アイルランドは経済破綻済み)などが危ないといわれて、経済力のあるといわれる独仏の中心にしたEU各国が、どう処理するか現在対応中です。不思議と地中海沿岸の国々に集中している金融危機の国々。経済問題ですが、キリスト教という宗教面から観察すると面白いと思います。典型的なキリスト教、カトリックの国々です。16世紀にそれまでのキリスト教にプロテストし、新しい宗派ができました。現在の経済の源流はそこから始まっているように見えます。  先日のバルカン、トルコ(イスタンブール)で聞いた現地ガイドのEUに対する見方。クロアチアもトルコもそれまでのEU加盟した国々(旧東欧)のその後を観てきています。戦後に、それまでの欧州の戦争、戦争の歴史に別れを告げようということで始まった欧州の一体化。ところが90年代になって経済面の欧州に力点が置かれ生身の人間の生活がなおざりにされつつある状況。EU加盟の後発国は既存国ほどには豊かになっていません。結局、現在の経済システムは市場を大きくしないことには成り立たない経済。人間生活と同じように、EU内でも富める国とそうでない国に分かれつつあります。その事をクロアチアのガイドもイスタンブールのガイドも気づいていました。  ギリシャのストも理解できます。公務員も副業を持てる国が地中海沿岸の国。生活が大変で共働き、掛け持ちで仕事しながら生活している人々がいます。その生活の糧を得る手段が無くなるのは大変です。  欧州人も北と南では生活習慣、考え方がは全く違います。カトリックとプロテスタント。生活に影響を与えてきたキリスト教。

0 件のコメント: