レーガン大統領はカーター政権の外交を弱腰と非難し軍備拡張に政策転換します。合衆国の政治は民主党と共和党では全く違います。政権が変われば組織も上から下までがらりと変わります。レーガンの提示した、強い合衆国を取り戻そうという政策は自信を失いかけていた国民にも心地よかったと思います。二期八年の大統領職を務めています。米ソデタントを否定し、反共主義運動を支持、カリブ海のグレナダ侵攻やニカラグアへの介入も躊躇無く行っています。カーター政権時代、親米のパーレビ政権からホメイニ師のイスラム政権に変わっていたイランはニカラグアと共に、世界的なスキャンダルとなるイラン・ゲート事件(イラン・コントラ事件)の舞台になりました。議会で反対されていたイランへの武器輸出、ニカラグアの反共ゲリラに対する資金提供が禁止されていましたが、レーガン政権はイランへの武器販売代金をニカラグアの反共ゲリラに資金提供していました。合衆国の外交手法は摩訶不思議です。まるで戦争の火種を撒き散らす手法!?
レーガン政権の八年間は徹底した反共主義に貫かれ次の政権へと引き継がれます。続く
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