一昨日、ケント州メイドストーンの郊外に位置するリーズ城を訪れました。2回目です。857年にはリーズ卿により建てられていた城。歴代のイギリス王や貴族が所有し、最終的に1927年にイギリス系合衆国人のベイリー婦人が購入して現在のかたちにしています。2回目の訪問でしたが、他の欧州の城と違い20世紀まで人が生活していた場所で、その空気を今でも感じることが出来る稀有な城だと思います。
リーズ城の部屋のひとつは、1978年、エジプトとイスラエルの間で合衆国のカーター大統領が仲立ちしてキャンプデービッド合意が結ばれた際の、事前交渉が三国外相間で行われた部屋になっています。現在も結婚式やコンサート、フィルムフェスティバルなどで使用されています。敷地内の自然も素晴らしいです。ひとつが「カルペパー・ガーデン」。レンガ壁に囲われ、いろいろな花々が咲き誇っている空間はまさにイギリス人の「囲われたエデン」です。ヘブライ語の「ガル・エデン」がガーデンの元になっています。ガーデンはイギリス人にとってまさに楽園です。
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