リビアのカダフィ政権に対する攻撃の指揮権を合衆国は全面的にNATO軍に委ねました。合衆国は第二次世界大戦後、アジア諸国との度重なる戦争において日本を完膚無きまでに叩いたような勝利を一度も収めていません。
国の財政事情も影響しているようですが、賢明な選択かもしれません。しかし、これから欧州の状況が心配です。価値観の違う国同士の戦争が果たして簡単に終息するものか・・・。昨日の読売新聞にはカダフィ政権の密使が英国に派遣されたと記事があったり、本日の毎日新聞ではリビアの反体制派「国民評議会」の停戦提案をカダフィ側が拒否との記事がありました。人道、人権の見地から始まった欧米の攻撃(参戦)です。戦争を肯定する「正戦」思想がある国同士の衝突で長引けば人道も人権も無くなります。戦争で結局、泣きを見るのは国民です。
もうひとつは、福島原発事故で屋内退避指示の出ている南相馬市長のユーチューブのニュースです。現地の状況と政府の判断、指示が噛み合わず、未だに約2万人の被災者が原発の近くで生活しています。その状況を訴えるユーチューブ。世界中から問い合わせがあるようです。インターネットという媒体で情報が世界中に発信され政府の対応があからさまになります。インターネット社会に政府の情報対応が追いつかなくなっています。国(政治)の存在意義が問われるようなニュースです。
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