シリアの問題が動き始めました。
しかし、相も変わらず同じ事の繰り返しです。
国連の調査団はサリンが使われていた事を報告しました。
露の提案で、化学兵器の放棄を受け入れたとされるシリアが確実に放棄を実行に移さなければ、
米英仏は軍事行動を起こすとプレッシャーをかけています。
どっちに転んでも機能しない安保理はすでに過去の遺物です。
人間の作った法律で世の中を収める限界が見えています。
法律に、言葉に我が身を収めがちな日本人と違い、多くの法治国家で、我が身に合わない決まり事には都合の良い解釈を加えて簡単にすり抜けています。
人権も国際法も、こちら側にとっては後生大事に抱えていかなくてならないものでしょうが、
あちら側では生きていくために必要不可欠なものではないかもしれません。
第二次大戦、ベトナム戦争以後、何にも変わっていない政治。本当に同じ事を繰り返しています。
仰ぎ見られる「丘の上の町」建設を目指した清教徒の意志を引き継ぎ、右の頬を打たれたら左を頬を打ち返す現在のUSAが変わることでしか世界は変わらないと思います。そうでなければ、英国の伝統を打ちこわし新世界に自由の国USAを創り上げたUAS自身が英国になってしまいます。都合の良い解釈で乗り切れるほど簡単な世界ではなくなっています。機能しない法律、組織は変わらなくてはなりません。それが、現代の自由です。
写真は、オランダのクレラー ミューラーの所蔵作品です。
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