2001年を境に激動の世界(私にとって)に入り込んでしまった今日この頃。1980年代、90年代,そして2000年代の私の旅のあとさきを伝えていきます。 http://tabinoatosaki333.at.webry.info/もご覧下さい。
2012年1月28日土曜日
旅支度67
新 大 陸
1600年代前半、旧大陸では三〇年戦争においてカトリックとプロテスタントが自陣の存亡をかけた戦いを行っていました。
人間にとって有史以前から普遍的な信仰が、時代と共に次第にその姿を具現化し、キリスト教という宗教をかたち作った時、神はそのすがたを隠したのだと思います。ことばから次第に神が離れていったのです。
近世は、(神の)ことばから解き放された時代でもありました。ことばが自由に使えるようになる一方で、(神の)ことばに代わるものが求められる事になります。
キリスト教新旧両派の戦いは欧州を巻き込み、聖俗が入り乱れた混沌とした社会を生み出しました。利害で突き動かされた旧大陸の社会、混沌とした明かりの見えない暗闇を抜け出して新大陸を目指した集団が、信教の自由を求めた清教徒でした。彼らは純粋に新教による新しい国を建国しようと新大陸に渡っています。また、新大陸を目指したのは信仰集団だけではなく、欧州で一等国を目指すエリザベス一世の英国も同様でした。コロンブスの新大陸発見以降、旧大陸の国、人々を惹きつけるあらゆるものを備えた新世界。旧大陸の人々にとって新世界は、物心両面を満たしてくれる大陸でした。続く
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