フランク王国
中世の始まりがいつ頃か? いろいろ解釈がありますが八世紀中頃にカール大帝と言う人物が登場します。ゲルマン民族の一派であるフランク族の長です。古代ローマ帝国へのゲルマン民族の侵入がローマ帝国の滅亡を促し一時の混乱を招きましたが、ローマ帝国=キリスト教社会を西ローマ帝国(キリスト教社会)の再興というかたちで、現在の西欧の基にもなる国に整えたカール大帝のフランク王国が中世の始まりだと思います。
ゲルマン民族の出自はウラル山脈の西部、カスピ海の北部辺りに居住していたと言われますが、アジアのフン族(匈奴)の西進により押し出されるように欧州に移動して紀元前にはライン河東部に辿りついています。ローマ帝国は領土を拡張している時代です。ライン川とドナウ河が防衛線になっていました。続く
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