2011年8月8日月曜日

water for elephant

本日、ロンドンより帰国しました。往復、ヴァージン・アトランティックの利用でした。機内エンターテイメントのサービスのひとつでたくさんの映画を用意しています。日本語ヴァージョンも有って楽しめます。その中で面白い映画をみつけました。DVDも未発売ようです。映画のタイトルが「water of elephant」。監督は Francis Lawrence。 時代は1800年代の合衆国。ポーランド人移民が主人公で、両親は交通事故で亡くなり、止む無くコーネル大学の獣医学を断念して大都会を目指します。その途中で巡りあったサーカス一座。そこでの日常をえがいています。当時の移民社会も垣間見れて面白いです。映画の中で、一座の座長に吐かせた言葉が、現代の合衆国人のビジネス観と宗教観を表して面白いです。紹介します。日本バージョンの訳です。 「・・・・。本当の成功とよべるのは奇跡だけだ。成功は罪も洗い流す。違うか?そう思えばすべてが洗い流される。・・・・」プロテスタントの清教徒から始まった合衆国。カルヴァンの教えはストイックで、おそらく、彼自身にしか判らなかった「天国に行ける人間とそうでない人間」の違い。多くの合衆国プロテスタントにとっては未解決の問題だと思います。合衆国でカルヴァンの教えは発展?して、いろいろな宗派を生みました。ビジネスで「成功する事が天国に行ける人間」になる事。新しい宗教観がビジネスと合体していきます。

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