2011年7月8日金曜日

旅支度8

 空港での話をもう少し。
入国審査場に入って見かたが変わります。
自信の塊のような合衆国。係官の高飛車で威圧的な態度は合衆国そのもの?! 否、日本人旅行者の並んでいる列は比較的消化が早いのですが、それ以外の列に並んでしまうとなかなか縮まらないのです。多民族国家の合衆国。今でも自由を求める多くの外国人が遣って来る移民国家。時代によって移民入国の政策は強化と緩和を繰り返してきました。自然と入国審査は厳しくせざるを得ないのかもしれません。しかし、合衆国の入国審査で気分良く入国した記憶は余りありません。
 空港から街へ向かうと前方には高層ビルが立ち並ぶ一帯があります。ダウンタウン(商業地区)です。ニューヨークのマンハッタン島の超高層ビルディング群には本当に興奮しました。「こんなものを造れるんだ」と。高層ビルは合衆国の文化(?)で、当時、欧州には未だマンハッタン島のようなビル群を構える地区は数少なかったのです。合衆国ではどの州都を訪れてもダウンタウンと言われる高層ビル群の立ち並ぶ地区を備えてます。欧州の教会建築のように合衆国の高層ビルディングも、聖と俗の違いはありますがそれなりに年季が入っていて合衆国の象徴のようでした。ともかく最初の頃、合衆国は驚きの連続でした。続く

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