2011年7月22日金曜日

旅支度13

 合衆国の礎は、十七世紀、英国の清教徒移民によって築かれました。カルヴァン派の流れを汲むプロテスタントの信者たちが作り上げた社会です。その後も信仰の自由を求めて多くのキリスト教徒の集団が移住します。彼らにとって欧州大陸のキリスト教(カトリック)は信仰の上でも異質で旧い教えでした。それらの新旧のキリスト教を信仰する人々は、同じキリスト教徒でありながら考え方の違いにより、それぞれの大陸で作り上げていった生活習慣、文化にも違いを生みます。新大陸の合衆国は旧大陸の欧州を意識しながら独自の文化を作り出し、過去に囚われない自由な発想は身の回りのものから芸術の分野においても旧大陸には無かったもの作り出しました。現代においても新しいものを作り続ける合衆国のエネルギーには敵いそうにありません。縦横無尽な発想で生み出されたお金(経済)の絡む商品は世界を席巻しています。続く

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