2011年6月28日火曜日

旅支度

 はじめに
 
 一九七〇年頃、短波放送で耳にした「アメリカ帝国主義云々」で始まる、扇動するようにがなりたてる中華人民共和国のプロパガンダ放送は今でも記憶にあります。自由、民主主義そしてアメリカの遣る事はすべて悪だと決めつける、特徴あるヒステリックなアナウンサーの声は時にうら悲しくもありました。現在、テレビで視聴する北朝鮮の報道と似ていました。当時、私にとって身近な外国はラジオを通して知った中国人民共和国とアメリカ合衆国でした。全く相容れない異質の国。新聞報道で目にする外国はアメリカ合衆国が圧倒的に多かったのです。
 自由の伝道者を自任し、戦後の日本と世界に影響を与え続けるアメリカ合衆国とは?   続く

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