2011年6月28日火曜日

自由

 本日のニュースです。YOMIURI ONLINEの見出し「暴力的なテレビゲーム規制法は違憲…米最高裁」やテレビ報道で、「表現の自由」に関する、合衆国最高裁の判決が出ていました。カリフォルニア州の法律で2005年に、殺人など残虐な描写を含むゲームを18歳未満の青少年に売ったり貸し出したりすることを禁ずる州法が成立していましたが、今回の米最高裁の判決では「表現の自由を侵害」と「違憲」の判決が出されました。「自主規制で充分」と、ゲーム業界団体が提訴していた裁判との事ですが、合衆国の裁判の様子を見ていると、いつも感じる事は「ことばの遊び」のように思えます。恐らく、ゲームの中で殺される相手は「違う共同体の人物」か「異教徒」なのでしょう。表現の自由に必要なものは「ことば」ですが、コーヒーを自分で溢しておいて火傷したのは店の責任と億単位の賠償金を手に入れる事のできる合衆国。石を投げれば弁護士に当たる社会。魂を失ったことばが闊歩しているように見えます。日本には言霊の生きている事を祈る報道でした。

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