2011年5月27日金曜日

ドイツの原発

NHKのテレビ報道でドイツのメルケル首相が脱原発する旨のコメントを出していました。
「原発が科学的に利用可能云々、実はそうでは無かった」という首相のコメントを報道しました。
「科学」がそこまで信用されていたのか、驚きました。
我々には未来を確定する事はできません。我々は多くの科学の恩恵を受けていますが、未だにどうすることも出来ないことをたくさん抱えています。
原発の問題も未だにその部類の事かと思います。IAEA、海外各国が福島の事象を注視しているのも、恐らく、人類にとって初体験の事。
福島原発の情報開示も不信感を増幅させるような対応に終始しています。しかし、福島に携わっている人達にとっても初体験で、手に負えない代物なのです。
科学は、放射能が人間にとって有害であるということは解明しても、共存する解決方法を提示できなければ、原子力を放棄するしかありません。或いは、人間が放射能と共存できる機能を持つか。
地中深く、核廃棄物を保存できても、今回の地震、津波を起こした自然の中で我々は生活しています。

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