2011年11月5日土曜日

旅支度52

  カール大帝のフランク王国が分割されて現在のドイツ(東フランク)、フランス(西フランク)、イタリア(中央フランク)の領土に相当する国がうまれます。現代へ続くおおまかな西欧の始まりです。一二世紀は農業の技術革新で生産性が高まり、都市では技術革新を助けた職人、商人が活躍を始めます。社会が変わり始めた時代です。 「かたち」は、人の思いが表れた結果です。そして、それらの集合体が社会の「かたち」を形成していきます。  農民や都市市民も変わりつつありました。未だにゲルマン的な風習や習慣を残していた生活が、世俗化されていくキリスト教会によって次第に変わっていきました。誕生から結婚そして死に関わる生活の細部にわたって教会が関わっていきます。中世のキリスト教が道徳的に人びとの生活を管理していきます。「天国と地獄」を管理する教会が「戦う人」も従える、教会の繁栄の始まりです。続く

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