古代ギリシャのオリンピック(競技会)は神々を祭るために始まりました。ペロポネソス半島のオリュンピアのゼウスを祭る競技会は4年に一度催されています。参加者は男性のみ。競技は裸体で行われました。人間の身体が最も美しい神の造形ということでしょうか。生かされている人間の神への感謝を裸体で表現したのでしょうか。
ギリシャ神話も登場神も、人間世界で繰り広げられる人間模様と同じです。キリスト教の神々とは違います。そのようなギリシャの神々は美しい身体をしています。恋もし、やきもちも焼き、殺し合いもします。人間のような神、否、神を人間のように扱った古代ギリシャ世界をルネッサンスの人々は迎え入たのかもしれません。
写真はアテネ国立考古学博物館所蔵・アルテミシオンのポセイドンです。
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