浜岡原発の稼動が停止しました。今後30年間に起きる地震により被る被害が高いという理由で首相の要請で稼動停止しました。2,3年かけて津波対策の防波堤を造るとの事。高さは15m。今回の福島原発の津波による結果を踏まえた高さになっているようですが、滑稽ですね。言葉を労し、数字を使い、現状を説明しても、ただただ空しいテレビ報道の原発に関するニュース。対応する政治。目に見えるものにしか納得しなくなった我々は、判り易い説明や数字がまるで物事を解決しているように見えますが、今回の震災の結果は、それらが錯覚に過ぎなかったことを多くの人が感じていると思います。断層の上に在る浜岡原発。高さ15m、或いは100mの防波堤を造っても、我々が地震や津波を止められない限り、同様の被害は起こります。本当に人間は賢くなっているのか。
これまでと同じ経済状況を維持するのか、ペースダウンして今一度、生活を見直すか。福島の原発の問題は原発を稼動させている世界の国々へ波及しています。先日、添乗していたスペインのマドリッドでは反原発のデモが行われました。ドイツでは初の「緑の党」(環境保護団体)の州知事が誕生しています。
自然災害の多発する日本で我々の先祖は自然との共生を上手く遣ってきたと思います。
自然を敬いながら遣ってきた民族だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿