本日、ベトナムから帰国しました。ハノイ発が真夜中で成田までの飛行時間は約5時間。帰国便の日本との時差は+2時間で機中で眠れる時間が少ないのがキツイです。しかし、欧州や米国との時差の身体への影響を思えば楽なほうです。そのような機内で、東日本大震災に起因する原発事故発生直後に日本を離れてベトナムに帰国していたベトナム人家族(ご主人)と隣席になりました。埼玉のIT関連の会社で技術者として働いていますが、外国人への避難勧告が出て直ぐに関東を離れ福岡から離日したそうです。報道で見聞していた外国人の離日の様子を改めて実感した次第。彼の会社の15%ほどは外国人のスタッフで、その内の10名の中国人は全員帰国して戻っていないようです。家族持ちの彼も不安な気持ちを懐きながら家族と共に再来日しています。話を聞いていると、離日の際はパニックに近い状態でベトナムに戻ったようです。原発周辺から非難せざるを得なくなった人たちには大きな苦労、負担が係っていると思いますが、日本がどのような状況になっても私には帰るところはこの国しかないのでその状況に合わせて生活していくしかありません。報道機関によっても国によっても情報の流し方はそれぞれです。
情報が取捨選択で行われている以上、同じ事故でも印象は変わります。添乗の仕事を遣っていても、海外で起こった事件、事故の日本での報道が、現地で受ける印象とはだいぶ違うことが結構あります。現地取材に当たる1人か2人ほどの少人数の記者が発する報道・記事に影響を受けがちです。用心、用心。
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