情報

　情報開示、人権、人道などなど、個人中心の社会が主流になろうとしていますが、未だ我々は途上です。語り続けるのも方法ですが、黙って見守り続けるのも生きていく方法です。
民主党のマニフェスト風に言うと「国民の生活が第一」でしょうか。テレビでも個人（生き様）にスポットを当てた番組作りが多くなりました。視聴して感動し、涙する事もあります。しかし、何か素直にこころに収まらない時があります。
　昨日は東京都の金町浄水場で基準値を越す放射性ヨウ素（甲状腺癌の原因となる）が飲料用水から検出されたとの報道がされました。東京都の管轄する家庭に24万本の飲料水を無料で配布するとか。基準値を超えた水は幼児には飲ませないようにとアナウンスする一方で、飲み続けなければ問題ない、大人が飲んでも問題ないという補足説明。最初に悪い情報を流した後で問題ないですよと説明されても、悪い情報のインパクトが大きくて後味の悪い気分になります。情報の使い方は難しいですね。落ち込んでいる時には良い情報を最初に流しせば気分も違うと思いますが・・・。原発に関する政府の情報も何か中途半端でしっくりこない。企業も政治家も、皆、後ろ向きの説明に終始しているように見えます。国民が自由に声を上げるようになって情報開示、人権などに萎縮して国も企業もまともな対応が取れなくなったようです。コントロール出来ていない情報の氾濫で大震災地以外でも生活が脅かされる人々が出てきそうです。目に見えない津波が日本中を飲み込みそうです。
踏ん張りますよ。買いだめしない。風評に惑わされない。節電。