2011年3月20日日曜日

カダフィ

先日(日本の大震災発生後)、バーレーンの反政府デモ隊に対して隣国のサウジアラビアがデモ隊鎮圧のための軍隊を派遣したという記事がありました。王制の現政権が自国への反政府運動の波及を防ぐための処置ですが、欧米の反応は鈍かったです。そして本日、リビアのカダフィ政権に対する欧米の攻撃が始まった報道が始まりました。国連安保理の決定による空爆です。飛行禁止空域設定の決定から空爆まで行動が早かったです。欧米の攻撃の主な言い分はカダフィのリビア国民の人道無視の殺戮が行われていることに対する国連決定の行動ということですが、人道、人権が存在しないカダフィ側には欧米の主張は通用しません。逆に帝国主義国の侵略、聖戦だという理屈になります。欧米の近代的思想に対して、時代錯誤の考えや宗教を持ち出してくると話はこじれそうです。摩訶不思議な政治の世界です。アル・カイーダと手を結ばれればますます厄介です。もしかすると既に話が進行中かもしれません。

0 件のコメント: