2001年を境に激動の世界(私にとって)に入り込んでしまった今日この頃。1980年代、90年代,そして2000年代の私の旅のあとさきを伝えていきます。 http://tabinoatosaki333.at.webry.info/もご覧下さい。
2011年1月31日月曜日
エジプト
エジプト国内のデモが始まって一週間。収束の気配はありません。カイロ空港に留め置かれた日本人旅行者の一便が今夕、成田空港に到着するとの事。良かったです。カイロ市内の考古学博物館が破壊されているというニュースもありました。重要な観光場所のひとつです。
先月訪れた場所ですので、どのような姿になっているのか気にかかります。
しかし旅行者にとって重要な場所も、カイロ市民(観光業に携わっていない人々など)にとっては生きていく方策をしっかりと手にできる場所の方が重要なのかもしれません。現在の価値観の多くが欧米の産物。本当に大切なものを手に入れて欲しいと思います。
高い失業率、マフィアと呼ばれる政治家が牛耳る政治への不信を何とか変えたいと言う思いがあります。
80年代、エジプトの観光場所の多くが何の規制もなく自由に近づけ、触れ、写真を撮ることが出来ました。それまで多くのエジプト人にとって遺跡は重要でなかったようです。観光地の保安検査が導入されたのは90年代です。観光場所に敷地を設け、観光警察が常駐し、自由に入れなくなりました。重要な場所に変わっていきます。管理化され至るところで入場料が設定されました。収入はエジプト人による遺跡発掘、保存に使われているのでしょう。そして観光はエジプトの重要な産業になっています。恐らく、今回の出来事はエジプト経済にとって打撃です。一方で観光業に携わっていない多くのエジプト人もたくさんいます。限られた人間だけが豊かになっていく状況の生み出されている現状は多くのイスラム教徒にとって我慢の限界かもしれません。
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